腸活とは、「腸内環境をより良い状態にするために、食事に気をつけたり必要な運動をしたりする活動」のことを指します。
具体的に言えば、善玉菌を多く含む発酵食品を食事に取り入れたり、腸周りの筋肉を刺激するような運動を行うことで便通を促したりします。
今回は、二人の俳優さんの話を元に、腸活をご紹介します。
窪塚洋介 -腸は宇宙-
現在44歳の窪塚さんですが、スマートで若々しい見た目はいまだ健在です。
窪塚さんが腸活にハマり出したのは、2020年頃とのこと。
先輩から勧められた、「発酵道―酒蔵の微生物が教えてくれた人間の生き方」という本に出会ったことがきっかけとなったそうです。
それ以来、自身のYouTubeチャンネルの取材などを通して造詣が深まり、より腸の重要性を感じるように。
「多様な菌が混在する腸内環境が体調を整えるだけでなく、性格や気分、運命にまで大いに関わっている」
「人の性格が腸で決まるといわれているのも同様で、明るい人にはポジティブな菌がいて、ネガティブな人には悪玉菌がいる」
「腸は宇宙。腸は運命」
窪塚さんの腸に対する意識の高さが伺えます。
とは言うものの、たまにはファストフードも食べるし、お酒も大好きという窪塚さん。
そんな窪塚さんが徹底されているという習慣がいくつかあります。
それは、
「寝る前の3時間は食べない」
「朝食まで12時間は空けて、胃と腸を休ませる」
「ま(豆)ご(ゴマ)は(わかめ)や(野菜)さ(魚)し(椎茸)い(芋)な(納豆)を積極的に摂るようにしている」
ということ。
生きていく上でストレスは避けられないものです。
しかし、良い腸活を実践して腸内環境を整えることで自己肯定感が高まり、ネガティブな感情をうまく押し流せたり、スルーできるようになったそうです。
斎藤工 -日本は腸活に最高の環境-
続いてこちらも日本を代表する俳優の一人、斎藤工さん。
最近ではシン・ウルトラマンの主人公、神永新二役が記憶に新しいのではないでしょうか。
現在41歳、斎藤さんも若々しい見た目をしています。
そんな斎藤さんが腸活に関心を寄せたのは、世界中を震撼させたコロナウイルスのパンデミックがきっかけなんだとか。
WHOがコロナをパンデミック認定したのが2020年3月11日ですから、タイミングとしては窪塚さんと共通してますね。
芸能人という職業柄、ウイルスに出会わないようにすることは不可能。
ならば風邪をひかないような体を作ろうとしたのがきっかけで、ウイルスと菌の関係性や、コロナへの対処法を研究するため本を読み漁ったそうです。
その過程で、人体の9割が微生物でできていることを知り、そしてその状態を良くするためには、昔ながらの発酵食品が理想であることに行き着いたのだとか。
日本を代表する主な発酵食品といえば、味噌や納豆。
このことから斎藤さんは、「日本は世界的にみても発酵食品がとても豊富で、腸活に最高の環境にある」とおっしゃられています。
斎藤さんの食事は毎日ほとんど同じで、鯖缶、納豆、豆腐、アカモクという海藻を和えたものとリンゴだけ。
これを現場の隅っこで食べているそうです。しかも一日一食。
どれだけの量を食べられているのかは分かりませんが、すぐにお腹が空きそうですね…
ここまでストイックな食生活は、ちょっと僕には真似できそうにありません。
そうやって発酵食を続けることで意識にも変化が現れ始め、人と接する時も、見た目や性別などの表面的なものは二の次になり、内面的なものに興味が向くようになったそうです。
「思考は腸から始まると言うが、微生物の状態が整っている人は他人に対しても優しい」
「エゴを周囲に押し付けている人を見ると、腸が荒れているだろうなって思う」
「腹が立つとか、腹落ちすると言うように、昔の人も腹=腸が大切なことを知っていた」
「人間本来のあり方を、パンデミックが教えてくれた」
余談ですが、最近、タレントのリリー・フランキーさんから「赤ちゃんみたいな匂いがする」と言われたそうです。
赤ちゃんの匂いって、なんか安心しますよね。
まとめ
お二人に共通していた考えは、腸内環境が体調だけでなく、精神にも深く関わっているということでした。
腸活を実践された方の話を聞くと、腸活は人生をより豊かなものにするために欠かせないものだと感じます。
以上、腸活についてのお話でした。